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2002年6月22日定例会リポート!!
日時:2002年6月22日 18:00〜
場所:国士舘大学世田谷校舎6号館5階階段教室
事項: 九十九里浜海岸清掃大作戦
石 弘之氏講演
モンゴル遊牧民支援大草刈り作戦
「ゾマホン氏緊急講演」!!
★九十九里浜海岸清掃大作戦 活動要項

 毎年11/23(勤労感謝の日)に行っている「多摩川清掃大作戦」の経験とノウハウを生かし、今夏8月下旬に九十九里浜全長60qを100名で清掃しようという計画を進行中です。プロジェクトリーダーは「風見大輔」君(国士舘大学4年:IVUSA学生副代表)。現在、関係する10を越える地方自体と調整中!!詳細はWebで逐一公開します。乞うご期待!!
★石 弘之氏講演!!
◆◇石弘之◇◆
1940年生まれ 東京大学教養学科卒業。
1965〜94年 朝日新聞社入社 科学部次長を経て編集委員この間、ニューヨーク、 ナイロビなどに駐在 世界120ケ国で取材・調査活動。
1995〜96年 カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学客員教授。
1996〜  東京大学教授、国連環境計画上級顧問、国連開発計画上級顧問、
通産省産業構造審議会委員、通産省産業技術審議会委員、
日本自然保護協会理事などを歴任。

著書:「地球環境報告」「蝕まれる地球」「蝕まれる森林」「地球生態系の危機」
「地球破壊・7つの現場から」ほか。

現在: 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授

(講演概要)
◆傍観者と当事者
石先生は傍観者と当事者という立場からこれまでやられてきたことをお話になられた。まず先生が新聞記者の時のお話だ。まだ若手新聞記者のころ、とある火事現場の取材にあたった。新聞記者はその現場を客観的に見るためにも、傍観者としてその場にいなくてはならない。しかしその場に居合わせた読売新聞の新聞記者は燃えている家から荷物を運び出していた。その立場は傍観者ではなく、当事者としての関わりだった。このことをきっかけに先生は当事者としての問題に関わるようになった。その後、先生は大学に戻り傍観者として立場をとるようになった。しかしそれは傍観者であり、やはり当事者ではなかった。問題を解決するためには当事者としての立場をとらなくてはならない。当事者に戻った先生は、今もなおその立場で問題を見ている。

◆当事者として関わるために
1 想像力
日本人はよくシシャモを食べる。このシシャモはいまやほぼ輸入にたよっている。しかも日本人が食べるのはほとんどがメスのシシャモだ。これによって今、北極海ではシシャモに関わる生態系が変化してきている。またいたるところですぐ養殖場を作る。その影響で東南アジアのマングローブは壊滅的だ。エネルギー問題も深刻だ。CO2は世界の温暖化を引き起こす。そして温暖化は海面上昇をもたらす。数メートルの上昇が国を削る所もある。一国の問題ではない。世界の問題だ。“国が死んだら国民を引き取れ”このような言葉がグローバルの問題、ただ自分たちだけの問題ではないことを如実に表している。
 モンゴルの遊牧民にとって、家畜は生活そのものだ。日本はそのモンゴルにも深刻な問題を与えている。日本中が高級な羊の毛皮を欲しがる。望むのは首の一部の毛皮なので、大量の羊が必要になる。モンゴルでは国の許容量を超えるはるかに多い羊が必要になる。これが国の深刻な経済的負担になる。
 NGOなどアフリカに井戸掘り等の援助をよく行う。しかしこれはプラスの効果だけもたらすわけではない。現地で水は有料なのだ。そこには社会的軋轢が生まれる。また、井戸を掘る地域は根本から水がない。モーター故障などでひとたび水をあげられなくなったら、その水に頼ってた生活は元には戻らない。良かれと思った援助もマイナスになるかもしれない。また我が国だけを思うことは世界的に大きなマイナスの因子をつくる。想像力を持って問題に立ち向かわなければならない。

2 現場
 現場を知らなければ援助は行えない。エチオピアやソマリアには飢える子どもがたくさんいる。そのような子どものために食糧援助を行う。しかしそれは父が食べ、母が食べ、子どもにはまわってこない。そこには丈夫な人が食べるという現地の合理性が働く。確かに世話をするための丈夫な人がいなければならない。
 またアフリカのマキがないという地域で家の中でキャンプファイヤー並みの焚き火のようなかまどで火をおこす。私たちはなんて非効率なことを行っているのか、と思うかもしれない。しかしこのかまどには意味がある。現地では夜になると月明かりぐらいしか照らされるものはない。その中で灯りとして利用される。また、それは虫除けとしての効果もある。私たちは焚き火としか見れなかったものでも現地ではそこで重要な意味を持つものだったのである。
 現場に出ないと分からないことは多々ある。机上の考えでは失敗してしまうこともある。同じ目線で物事を見ることが大切なのである。

3相違
 広く違いを受け入れることは大切である。貧困と過度消費の問題がある。日本は最大の食糧輸入国であり、また最大の残飯排出国でもある。その一方で世界では多くの人が飢餓に苦しんでいる。その大きなギャップを認識することは重要である。
 またいまや時間の流れは恐ろしく早い。イノベーションは目にも止まらぬ速さで進んでいる。そこでイノベーションについていけないものも現れる。新たなグローバリズムと反グローバリズムの争いが生まれる。得られる者が勝ち、得られない者が負けるという構造が出来上がる。そこで南北問題がさらに拡大してしまう訳だ。得られる者と得られない者の存在を認めていかなければならない。

4真実
 “日本であたりまえのことは世界の裏ではウソだ”
世界を大きな目で見て問題を解決していかなければならない。

◆最後に
人生の最大の喜びとは達成感を得ることである。そのために自分の目標を明確にする必要がある。
 そして努力とは時間の投入である。さまざまな選択肢から自分の道を選び出し、そこで時間を割くことが重要になる。
★モンゴル遊牧民支援大草刈り作戦

移動:成田→ソウル→ウランバートルを計画中。
場所:ウランバートルから中央アジア寄りに300km位の場所(安全備蓄指定地域)。当初の計画であった「テレルジ」から変更。現地はバスでは入れないため。トラック数台に分乗移動。。
費用:16〜17万円で調整中。
モンゴルの社会主義体制の崩壊で、民主主義化へ。そのために軍が行っていた、民衆に対する家畜用資料の備蓄能力が大幅に低下。そして冬の雪害(ゾド)の影響で更に飼料用の草の量が減少してしまったため、数百万等の家畜が死んでしまい、国民経済が大打撃を受けている。
あの「ゾマホン氏」が参加!!
某TV番組の出演がきっかけで、日本中で一躍有名になった「ゾマホン」氏が、急遽IVUSA定例会に参加。同氏は各地で幅広く講演会等を行う傍ら、日本語教育にも熱心で、都内の日本語学校等で、母国ベナンをはじめとするアフリカ諸国やその他の外国人へに対する日本語教育や、現地での小学校建設等に尽力されている。
◆ゾマホン氏略歴
1964年 ベナン共和国に生まれる。      
1987年 海外国費留学生として中国・北京大学で中国語を学ぶ
1994年 自費で来日
1996年 日本語能力試験1級を取得。上智大学大学院に研究生として入学
1998年 TBS「ここがヘンだよ日本人」出演
1999年 『ゾマホンのほん』刊行
2000年 ベナンに小学校完成




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